書評 緊急出版 「差し迫る、福島原発1号機の倒壊と日本滅亡 回避できるのになぜしないのか?」 元三菱重工 主席技師 森重晴雄 せせらぎ出版 2023年12月初版第1刷 発行

書評

緊急出版
「差し迫る、福島原発1号機の倒壊と日本滅亡 回避できるのになぜしないのか?」
元三菱重工 主席技師 森重晴雄 せせらぎ出版 2023年12月初版第1刷 発行

まずは、この本の出版動機にもなっている、福島第一原発1号機の現状に関する新聞記事を見てみよう:
(1) 「原子炉容器土台の全集で内壁が損傷、鉄筋がむき出し 東電がパノラマ画像を公開 福島第一原発1号機」 2023年4月14日 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/244178

(2)「福島第一原発の土台損傷、原子力規制委員会が対策要求 東電見通しを『楽観的』と批判する理由は?」2023年5月25日 東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/252190 

(3)「『圧力容器が落下しても大きな影響なし』と東電、規制委は再検討を要求 土台の損傷で予測」 2023年6月5日 東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/254851  

著者の森資晴雄氏は、紹介にもある通り、元三菱重工業の主席技師で、若いころ、鹿島建設と共同で原子炉の耐震研究を行ったことがあり、そのときの研究対象が(偶然にも)この1号機であったと述べている。1号機の現状の危機的状況を検討するのに正に最適な人のひとりであると思われるが、残念ながら今はいわゆる「原子力村」の人ではない。

このような立場故に、本書で示されている危機に対する緊急の警告が国会や原子力規制委員会、東京電力にまともに取り上げられていないのは大変残念で、一刻の猶予も無いというのはあながち大袈裟でない気がする。

本書の警告内容

上記の一連の記事で報告・指摘されているのは、原子炉格納容器の中で圧力容器(原子炉本体、この内部で核反応が起きている)を支えている円形の土台の底部が、メルトダウンによる圧力容器からの核燃料の溶け落ち(→デプリ形成)により、ほぼ全周にわたって、コンクリートが損傷し、鉄筋がむき出しになっていることである。これにより、地震への耐荷重が著しく減少し、倒壊の危険が増している。それにより、以下のような連鎖的かつ壊滅的な災害が日本全国規模で発生する恐れがある。

本書の警告内容を、予想される最悪のストーリーでまとめると次のようになる:

1号機の現状: 圧力容器を支えているペデスタル=土台の底部が著しく損傷し、内部の鉄筋がむき出しになっている(恐らくほぼ全周に広がっている!上写真、図参照、いずれも記事内資料)

震度6強以上の地震(日本各地で年平均1回は発生)で転倒の恐れあり。これは地震時にかかる鉛直荷重、水平荷重、曲げ荷重の内、後2者に耐えられず、横にずれた後転倒することを意味する。

転倒方向は、最も弱い方向=屋上の使用済燃料プールを押しつぶす方向の可能性大。これによりプールが損傷し水が抜けて冷却が出来なくなり、燃料体の発熱・溶解・外部飛散が進み、大量の放射性ダストが飛散。

人が入れない領域が第一原子力発電所外にも広がり、第二原子力発電所もその中に含まれてしまう。第二原子力発電所の使用済燃料も管理不能に!

第一、二原子力発電所合せて3000トンの燃料体(広島原発の150,000倍)が管理不能になり放置されると莫大な放射性物質が発生し、首都圏・東日本は壊滅。

人が入れない地域はさらに北(宮城県女川原発、青森県六ケ所村再処理工場、北海道泊原発)や西日本(新潟県柏崎刈羽原発、静岡県浜岡原発、若狭湾岸原発銀座、島根原発、愛媛県伊方原発、鹿児島県川内原発など)にも拡大し、「全国の原発がドミノ倒しのように制御不能となり、日本全土は高濃度の放射性物質に覆われた廃土と化します」

第一原子力発電所に残されている使用済核燃料の両:1号機の使用済燃料プール;燃料392体=3、4号機は別の場所に保管。

これに加えて、燃料デプリ(推定約8,000トン)の管理も(取り出しどころか)不可能になり、使用済核燃料の管理不能からの暴走に加え、さらに災害規模が拡大されることは確実で、このことは忘れられてはならない。

東電と規制委員会の対応

記事(3)にもあるように、このような1号機の危機的な現状と森重氏の警告にもかかわらず、東京電力は、圧力容器が落下する可能性は低い(土台の損傷はそれほど酷くない!?)、仮に落下し格納容器に穴が開いて建屋買いに放射性物質が飛散しても作業員や周辺住民の被ばくはごく小さい、としています(上図内、説明参照)。これは恐らく燃料プールの損壊は想定していないと思われます。但し、緊急時に対処するための資機材は(23年)12月末までに整備予定としています。

これに対し、原子力規制委員会は放出される放射線の種類と量の想定が不十分、想定する地震の大きさも不十分、緊急時の対処手順の具体的な検討などの諸点を指摘している(2023年末段階)。

しかしながら本書の警告に対し、数度にわたる国会での質問や規制委員会での森重氏のプレゼンにもかかわらず、日本政府は今のところ何ら具体的な対策に取り掛かる気配はない。

対策の提案

現状での悲観的な予想・見通しに対し、本書はそのような最悪の事態(倒壊)を防ぐための具体的な工法も提案している。ここでは詳細に踏み込まないが、恐らく原子炉圧力容器の倒壊を防ぐほとんど唯一の対案・方法かと思われる。

この問題の2024年末の現状と水素爆発の問題に関して致命的な欠陥のある沸騰水型原発の所在地と現状については、次の投稿で詳述する。

欠番だった伊方ニュース第158号をアップします。

以前載せられなかった伊方訴訟ニュース第158号(1986年10月15日発行)をアップします。引き続き欠番になっている号の所在場所の情報をお待ちしています。

伊方訴訟ニュース第158号

2号炉第27回公判 ソ連原発事故のすさまじさを資料で示しつつ書面さえ出せない国側をさらに追及/ 2号炉訴訟 原告準備書面(1986年9月10日提出) 目次 はじめに (一)核爆発の恐れ残す事故炉の密封 ― (四)結論

 

 

 

伊方訴訟ニュース第321号~330号(2000年5月〜2001年2月)をアップします。

いよいよ最終のアップロード作業となりました。3年もかかり、またペースも遅く誠に申し訳ありませんでした。記事の最後に、全訴訟ニュース(3号程欠番あり)のpdfをまとめて頒布する方法も提案させて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。

伊方訴訟ニュース第321号

原告・住民らの主張の正しさ事実で証明 米軍戦闘用ヘリコプターが不時着し「伊方沖活断層」を愛媛県が認知 訓練飛行中の米軍戦闘用ヘリコプター 伊方原発から約20Km  西に不時着 伊方沖活断層が動いた時の大地震を愛媛県が地震対策の対象に /伊方3号炉損害賠償請求裁判 原告側が反論の書面

伊方訴訟ニュース第322号

2号炉訴訟 原告側が最終準備書面の訂正版を提出 裁判所の判決文作成作業も本格化 /原告最終準備書面(一) 目次 第1章 総論 第2章 審理の前提 第3章 事故想定の誤り 第4章 本件原子炉の立地選定の誤り 第5章 本件敷地上空の安全性を主張する被告の欺まん性 /原告最終準備書面(二) 目次 第1章 地震、断層に係わる原告主張のまとめ 第2章 立地条件に係わる法的事項、及び原告提出書面の主張要旨、本論「第3章」の各事項の主張要旨 第3章 伊方沖活断層の評価の誤り 第4章 耐震設計に関わる、申請者および審査会の誤り 第5章 劣悪で脆弱な2号炉敷地の地盤 第6章  JCO臨界事故が明らかにした、本件を含む安全審査体制の誤り 伊方3号炉損害賠償請求裁判 原告側が攻勢の書面

伊方訴訟ニュース第323号

愛媛県知事が国に要望 「伊方原発の発電停止命令などの権限を」 /2号炉訴訟 国の主張を追いつめた住民らの最終準備書面 (その1) 「最終準備書面(一)」 第1章 総論 「原子力発電所の危険性」 原告らの主張: 被告国の主張・反論 「原発の安全性は立証されていない」 原告らの主張と被告への反論: 「本件許可処分は手続的に憲法違反である」 原告らの主張: 被告の反論: 「本件原子炉の許可は憲法違反である」 原告らの主張: 被告の反論: 第2章 審理の前提 「立証責任は被告に」 原告らの主張: 被告の反論: 「本件安全審査の合理性、不合理性の判断」 原告らの主張: 被告の反論: 「裁判所の判断基準は判決時の科学技術水準」 原告らの主張: 被告の主張: 「地質、地震の学問は、まだ未解明の分野」 原告らの主張: 被告の反論:

伊方訴訟ニュース第324号

伊方原発周辺住民らの不安と主張の正しさ示す事実が次々と 女川原発から5.5 kmの地点に 自衛隊機2機が墜落 福島第一原発6号機 深度4で細管破断 /2号炉訴訟 国の主張を追いつめた住民らの最終準備書面 (その3) I「最終準備書面(一)」(続き) 第5章 本件敷地上空の安全性を主張する被告の欺まん性 /II「最終準備書面(二)」第1章 地震、断層に係わる原告主張のまとめ

伊方訴訟ニュース第326号

愛媛県が四国電力にまたお灸 /地質調査所伊予灘活断層調査 調査船同乗記 「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」古茂田知子 /2号炉訴訟 国の主張を追いつめた住民らの最終準備書面 (その4) II「最終準備書面(二)」第1章 地震、断層に係わる原告主張のまとめ(続き) 〜(14)

伊方訴訟ニュース第327号

判決を目前に原告住民側が「意見書」提出 主張を裏付ける新事実の続発で 平成12年10月27日 松山地方裁判所民事第2部御中 /海底ボーリングを見学 「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」古茂田知子 /2号炉訴訟 国の主張を追いつめた住民らの最終準備書面 (その4) II「最終準備書面(二)」第1章 地震、断層に係わる原告主張のまとめ(続き) (15)

伊方訴訟ニュース第328号

「意見書」に国側応答せず “傷口”の拡大を恐れてか? /2号炉訴訟 国の主張を追いつめた住民らの最終準備書面 (その5、最終回) II「最終準備書面(二)」第2章 立地条件に係わる法的事項 第3章 伊方沖活断層の評価の誤り 第4章 耐震設計に関わる、申請者および審査会の誤り 第5章 劣悪で脆弱な2号炉敷地の地盤 第6章 JCO臨界事故が明らかにした、本件を含む安全審査体制の誤り /被告、原告が主張する「想定設計地震動」(比較の表)

伊方訴訟ニュース第329号

2号炉訴訟判決 安全審査の活断層判断の誤りを認めながら22年に渡る原告住民らの訴えを棄却 力尽きた原告らは控訴を断念 /非情な判決 /会員・読者の皆さんに /判決要旨

伊方訴訟ニュース第330号 1

司法、愚政に屈せど民意滅びず/ 非常判決を許せない 原告住民のひとり  広野房一/ 原告声明文 文字通りの違法判決に判決に怒りと軽蔑の念で抗議/ 伊方裁判を顧みて 広島大学名誉教授 小島丈児/ 長い間お疲れ様でした 大阪市 吉田小恵子/ 控訴理由書 (仮想的私案)久米 /第一章 違法な原判決 第二章 本懸案園審査が犯した重大かつ明白な過誤を救済した原判決 第一 本件伊方発電所敷地沖合にある活断層についての原判決の誤り

伊方訴訟ニュース第330号 2

(一)原判決が認めた本件安全審査の誤りは、本件原子炉施設の耐震設計の大前提 (二)本件安全審査は判読不可能な音波探査図を恣意的に解釈し判断した (三)原判決が認めた誤りは根深く深刻なものである (四)岡村 真高知大学教授が1993年から1994年にかけて自ら実施した本件活断層を含む伊予灘海底の音波探査調査の結果から、、、 (五)そうした控訴人らの真っ当な主張に答えないまま原判決は、本件安全審査の犯した誤りの重大さを看過した上で、、、

伊方訴訟ニュース第330号 3

/ 第二 本件原子炉施設への航空機墜落の危険を看過した原判決の誤り/ 第三章 結論/ 「伊方訴訟ニュース」は廃刊にします 長い間のご協力有り難うございました。

「伊方訴訟ニュース」のpdfデータ一括頒布につきましては現在関係各位と協議中です。決定次第またこのブログでお知らせしますのでしばらくお待ち下さい。

 

 

伊方訴訟ニュース第311号〜第320号(1999年7月~2000年4月)をアップします。

暑中お見舞い申し上げます。この時期お盆休みが取れている方はラッキーかも知れません。さまざまな現場で奮闘中の方々に感謝します。伊方訴訟ニュース第311号~320号をアップします。

伊方訴訟ニュース第311号

2号路公判を傍聴して 私の原発体験 原発なしで暮らしたい松山女の会 /原告準備書面 (立地条件八)(1999年6月4日提出)(その1) はじめに 被告らは、本件敷地沖に一万年前以降に活動している活断層が存在しているのを見落としたことを認めている 本件安全審査は、精度の悪い音波探査を使用したズサンな調査で本件敷地沖のA級活断層の存在を見落とした スパーカーの解像度が悪いのを分かっていて調査に使用した

伊方訴訟ニュース第312号

30年の努力が結実し見事なミカンが 2号炉訴訟原告 橋下博幸 /原告準備書面 (立地条件八)(1999年6月4日提出)(その2) 被告らは本件安全審査の結果、本件敷地沖に地変など認められず安定していたと主張 垣見証人の証言は、証人の著書の論文に反する矛盾がある /原告求釈明書 (1999年6月4日提出)

伊方訴訟ニュース第313号

伊方1号炉訴訟以来26年間を原告として 今では四電社員も「うんと反対して」と //結審に向けて松山集会 伊方訴訟支援カンパの会 原発さよならえひめネットワーク 大野恭子伊方原発反対八西連絡協議会 四電などに講義と要求 /3号炉異議申立人らが国を相手に損害賠償請求訴訟を提起

伊方訴訟ニュース第314号

伊方原発で溢れた使用済み燃料を六ヶ所村の貯蔵プールに初搬入 伊方から六カ所への「連帯のアピール」 抗議および申入書 広河隆一写真展と子どもの絵画展 “チェルノブイリと核の大地”を終えて 原発さよならえひめネットワーク 古茂田知子 /速報 来年3月24日弁論打ち切りに同意(詳細次号)

伊方訴訟ニュース第315号

2号炉第67回公判 国側最終書面を受け住民側は3月24日に /原発止めよう松山集会 「臨界事故」直後で盛り上がる 決議(一部略) 緊急アピール(一部略) /原告準備書面 −2号炉蒸気発生器取り替え等− 初めに 結論としての序章

伊方訴訟ニュース第316号

反「原子力の日」 JCO事故で自粛ムードの推進側と反対に住民は「何よりも原発をなくすこと」と訴え 八西地方のみなさんへ /結審に向けて 原告側最終準備書面への意見 (その1) 裁判所の判断は「現在の技術水準」で 松山市 中野正明 /原告準備書面 −2号炉蒸気発生器取り替え等− (その2) 第一章 蒸気発生器の取替え

伊方訴訟ニュース第317号

年頭のご挨拶 2000年元旦 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一 /小渕さん なんで伊方原発に? /伊方3号機 また常習の通報遅れ 抗議および申し入れ書 /原告準備書面 −2号炉蒸気発生器取り替え等− (その3) 第一章 蒸気発生器の取替え(続) 第二章 圧力容器上蓋の取り換え 関電MOX燃料使用を放棄 反対運動初の完全勝利 

伊方訴訟ニュース第318号

伊方裁判を傍聴して ゆうき生協会員 寺本美知 /原告準備書面 −2号炉蒸気発生器取り替え等− 1999年10月8日提出 (その4) 第三章 敦賀原発二号炉の配管亀裂、一次冷却水流出事故 被告準備書面(三六)について

伊方訴訟ニュース第319号

2号炉訴訟 22年間にわたる画期的な住民本人訴訟も本人訴訟も3月24日に結審 /3号炉損害賠償裁判 住民を馬鹿にした答弁 /科技庁が松山市で「放射性廃棄物シンポ」 市民がアリバイを追及 松山東雲女子大教員 須藤自由児 /被告準備書面(三六)について(続き)

伊方訴訟ニュース第320号

2号炉訴訟第69回公判 原告側の最終陳述・弁論が法廷に感動を 判決は12月15日に決定 /原告の最終意見陳述 意見書 /最終準備書面の陳述 /感動的な報告集会

 

 

 

 

 

 

 

伊方訴訟ニュースニュース第301号~310号(1998年9月~1999年6月)をアップロードします。

第301号~311号をアップします。先ほど、完全に開き直りの旧統一教会の記者会見がありましたが、その傍若無人ぶりは内閣の小手先地味改造を吹き飛ばすほどでした。やはりバカとは闘い続けなければ、と改めて思う次第です。

伊方訴訟ニュース第301号

「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」学習会 「四国西部では中央構造線の活動性は低い」との迷信崩壊(続)原発さよなら愛媛ネットワーク 佐々木徹 小松教授の報告概要 /垣見証人住民側再尋問 −2号炉第63回公判(1998年2月4日)− (その5) 「安全審査では、沖合活断層の活動性の判断を誤っていた」 以下は国側の再々尋問の内容 証人は「判断は間違っている」と言ったが /原告準備書面 (立地条件 七) 1998年5月1日提出 (要約 その1) 第1章 序の結論:伊方沖断層の評価をめぐる判断が、本件の立地条件審査中の地震・断層審査の誤りを証明する要である

伊方訴訟ニュース第302号

2号炉第64回公判 裁判長「あと3回、来年9月ごろに結審したい」 原告「基本的には同意する」/伊方訴訟を傍聴して 松山市会議員 篠崎英代原告準備書面 (立地条件 七) 1998年5月1日提出 (要約 その2) 第2章 伊方沖の断層が「活断層」となる瞬間に、申請者と被告らが続けた大芝居が崩れ落ちる 第3章 最大加速度の計算に用いた震源深さは、伊方沖活断層を無視したもの 第4章 申請者は伊方沖断層を活断層と見ず、地震動の評価をしていない

伊方訴訟ニュース第303号

第11回 伊方集会 「伊方原発を廃炉に」 12年もの放置に抗議 /原告準備書面 (立地条件 七) 1998年5月1日提出 (要約 その3、最終回) 第4章 申請者は伊方沖断層を活断層と見ず、地震動の評価をしていない(続) 第5章 本件の審査に用いられた地震地帯区分のタイプ分けには科学的根拠がない 第6章 伊方沖断層を正当に評価しないことを支え続けた根拠は、「ウソの音波情報」に隠れて解らない箇所を勝手に、「沖積層がある」と推定し、その上更に、「そこには断層は及んでいない」と推定を重ねたものだった

伊方訴訟ニュース第304号

島根原発 敷地から2.5キロに活断層確認 ここでも通産省が早々と安全宣言 /原告準備書面 (航空機墜落・飛来物 四)1998年9月18日提出 (要約 その1) 日本政府は日本の原子炉が外国から攻撃される想定をしていた 過去には「三矢作戦」も表面化し問題になった 交通規制や警察の指導があれば、事故は起きないというのか 大学や住宅地など、所構わず、過去から現在まで、飛行機の墜落は頻発している 本件原子炉のある「愛媛の空が危うい」

伊方訴訟ニュース第305号

年頭の御挨拶 1999年元旦 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一 /原告準備書面 (航空機墜落・飛来物 四)1998年9月18日提出 (要約 その2) 被告らは愛媛の空を何も調査していない 四国電力さえ本件安全審査結果を信用していない 被告らの主張は虚偽、無知なことが多い こんな審査では本件原子炉の安全は保証されない 島根原発1,2号機 運転差し止め訴訟へ

伊方訴訟ニュース306号

2号炉第65回公判 国側は約束を破り直前にお粗末な書面後日に求釈明するとし、求釈明するとし、伊方原発で発生した多くの事故を総括した書面を提出 /裁判を傍聴して胸が熱くなりました 島根原発増設反対運動 芦原康江 /お粗末な国側準備書面 /1.原告が訴え続けてきたこと 2.反論が放棄されたままの重要事項 (1)「歴史地震」からの推定のインチキ (2)本件敷地前面海域の活断層の活動性を誤認した。3.準備書面でのお粗末な反論の例 (1)「立地審査指針」違反について (2)活断層の活動性について (3)3号炉の安全審査結果を引き合いに出すゴマカシ (4)「断層モデル」の信頼性は棚上げ 

伊方訴訟ニュース第307号

科技庁主催「地震・活断層セミナー」 伊方原発沖活断層については四国電力音波探査図面の紹介だけ 放射能を憂慮する市民の会 垂水栄子 /通産省 伊方原発に二つの許可 /原告準備書面 1999年1月22日提出 (その1) はじめに 伊方原発で相次いだ事故とTMI事故は機器の健全性を確認したとする審査の誤りを証明した 世界被ばくをもたらしたチェルノブイリ原発事故で、原発と人類は共存できないことを人々が知った チェルノブイリ事故対策会議で、伊方3号炉の増設答申を決めた原子力委員会 2号炉の主力調整実験の暴挙に全国から怒りの抗議殺到 遂に起きた蒸気発生器細管の破断事故

伊方訴訟ニュース第308号

お粗末で身勝手な国側「反論」を追求お粗末で身勝手な国側「反論」を追求 伊方沖活断層について 「歴史地震」の甘い評価 「断層モデル」について /原告準備書面 1999年1月22日提出 (その2) 伊方原発で1年8ヶ月の間に相次いだ4回の事故-応対の暇もない事故の連続に知事も県議会も驚きあきれ 96年1月・3号炉で蒸気噴出 2次冷却系破損事故 97年6月・放射能汚染水の流出事故 97年9月・2号炉火災事故 19日後・1号炉の復水器破損事故 ついに2号炉の圧力容器にひび割れ・制御棒駆動装置破損事故-原子炉爆発に至る可能性もある最悪の事態が現実に-  時代は反原発に・一刻も早く2号炉の設置許可取り消しが求められている

 

伊方訴訟ニュース第309号

島根1,2号機 運転差し止め訴訟を提訴 「島根1,2号機訴訟」原告団長 芦原康江 /原告準備書面 -被告準備書面(34)に対する求釈明- (1999年3月11日提出) (その1) 活断層の勝手な定義 地震動の過小評価のトリック 「断層モデル」の内容を明らかにせよ 地震動評価のゴマカシ 沖合活断層評価の明白で重大な誤りを認めよ 意味不明の記述内容 被告提出証拠について

伊方訴訟ニュース第310号

2号炉第66回公判 原告住民側がとどめの準備書面を提出 いよいよ次々回公判で実質上の結審に / 原告準備書面 -被告準備書面(34)に対する求釈明- (1999年3月11日提出) (その2) /国側釈明書の内容 (求釈明と国側釈明との対比) 活断層の勝手な定義 地震動の過小評価のトリック 適用地震動について 活断層無視と断層モデルによる計算 地震動評価のゴマカシ 安全審査許可条件 敷地地震動が600ガルにもなるという原告らの計算について 沖合活断層評価の明白で重大な誤りを認めるのか 意味不明の記述内容 なぜ審査当時の資料で反論しないのか 被告提出証拠について 垣見証言の信憑性 断層モデルの信憑性

 

 

 

 

 

 

 

 

伊方訴訟ニュース第291号〜第300号(1997年11月~1998年8月)をアップします。

皆様いかがお過ごしでしょうか?コロナ第7波が身近になりつつある中、何とか心身ともに良い状態を皆様とともに維持したいと思います。感染予防に再度気をつけ、どうぞご自愛下さい。

伊方訴訟ニュース第291号

第10回伊方集会 止めます原発! 動かしません増殖炉! 捨てません核廃棄物!/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)− (その4)午後の尋問 最大設計地震動200ガルの根拠は? 直下型地震をどのように想定したのか? 伊方沖の活断層が動いたら直下型地震? 2号炉安全審査で採用した金井式では?

伊方訴訟ニュース第292号

2号炉訴訟第62回公判 強引な “引き回し尋問” で耐震設計の素人に「安全宣言」強要/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)− (その5) 原告らが計算した地震動は安全審査時の2.5倍にも 

伊方訴訟ニュース第293号

年頭の御挨拶 1998年元旦 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)− (その6)金井式が有効なのは何 kmからか? 伊方沖活断層の誤認について 伊方沖活断層を考慮したという証拠は? 伊方沖活断層地震は過小評価だった 申請書の誤りはどうチェックするのか?

伊方訴訟ニュース第294号

2号炉第62回公判 原告住民側の追及に居直る垣見証人 証人調べを調べを終え大詰の主張整理に/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)− (その7、最終回) 申請書の誤りはどうチェックするのか? 直下に活断層があり、地震の特定観測地域内の伊方原発立地は立地審査指針違反では? /垣見証人国側反対尋問 −2号炉第62回公判(1997年11月28日)− (その1) 「設計地震動」と「安全余裕検討用地震動」 

伊方訴訟ニュース第295号

ドイツでは 地震の影響を十分に検討していないとして行政最高裁判所が原発の設置許可を再度取り消し/垣見証人国側反対尋問 −2号炉第62回公判(1997年11月28日)− (その2) 「安全余裕検討用地震動」が300ガル 「安全審査当時から活断層として評価」 「断層モデルで計算と聞いていた」 活断層の活動度を誤認した理由 活動度A級との岡村教授の判断は?

伊方訴訟ニュース第296号

「いつ大地震が起きてもおかしくない」 愛媛県「活断層調査委員会」が報告書公表/垣見証人国側反対尋問 −2号炉第62回公判(1997年11月28日)− (その3) 活断層の活動度と地震動との関係は? 金井式で地震動を推定できない理由は? 断層モデルでの最大値は473ガル 300ガルが473ガルになった理由は? 70kmの活断層が動いても大丈夫と思う 2号炉、1号炉も473ガルでも大丈夫

伊方訴訟ニュース第297号

2号炉第63回公判 原告住民側が立地に関する準備書面提出 新任の裁判長は最終段階の書面審理に熱意/垣見証人国側反対尋問 −2号炉第62回公判(1997年11月28日)− (その4、最終回) 伊方2号炉の許容地振動とは何か? /垣見証人住民側再尋問 −2号炉第63回公判(1998年2月4日)− (その1) 断層モデルで2号炉設計地振動を解散したという具体的な証拠は存在しない 3号炉で採用した断層モデルの内容は? 3号炉で採用した断層モデル関係資料は? 証拠は証人の証言だけ!

伊方訴訟ニュース第298号

「愛媛の活断層と防災を考える会」が県の「伊方原発環境安全管理協議会」に要請/垣見証人住民側再尋問 −2号炉第63回公判(1998年2月4日)− (その2) 違う断層モデルで同じ結果が出るとは? 2号炉審査でも活断層の活動性は考慮した なぜ四電に音波探査のやり直しを勧告しなかったのか?

伊方訴訟ニュース第299号

愛媛県伊方原子力発電所安全管理委員会 伊方町長の苦言も聞き流し 使用済核燃料貯蔵設備増強計画の審議先送り/垣見証人住民側再尋問 −2号炉第63回公判(1998年2月4日)− (その3) 伊方沖のA級活断層を3号炉安全審査でも誤認していた 阪神大震災に適用した断層モデルの結果は伊方沖断層の場合より大きくなる理由は?

伊方訴訟ニュース第300号

「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」学習会 「四国西部では中央構造線の活動性は低い」との迷信崩壊 小松教授の報告概要垣見証人住民側再尋問 −2号炉第63回公判(1998年2月4日)− (その4) 同じ断層モデルなのに、伊方沖活断層と阪神大震災時の活断層とで地震動の計算値が違うのはなぜか? 直下型地震の危険があるところに原発は建てられないのでは? 「断層モデル」は不正確な計算法 2号炉安全審査に関わった松田さんも、現在の耐震設計審査指針の不備を指摘している 

 

 

伊方訴訟ニュース第281号~第289号(1997年1月~9月)をアップします。

あっという間に梅雨が過ぎ一気に酷暑になりつつありますが、皆様お元気でしょうか?日々慎重に生活し、この暑さとコロナを共に乗り切って選挙に行きたいと思います。ニュース第290号は今の所手元にありません。保存されている方がおられましたらぜひお知らせ下さい。

伊方訴訟ニュース第281号

年頭のご挨拶 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一伊方原発訴訟訴訟傍聴記 裁判長の顔が、まぎれもない人間の顔に 放射能を憂慮する市民の会 渡辺伸二/第2回市民講座「野外学習」を開催して 愛媛の活断層と防災を学ぶ会 代表 古茂田知子/「1%節電」を愛媛県下の自治体議会に/上関原発反対のはがき、電話、FAXを

伊方訴訟ニュース第282号

阪神大震災を学ぶ第三回市民講座開かれる 愛媛の活断層と防災を学ぶ会 阿部悦子愛媛県活断層調査委員会 伊予断層の探査開始/最高裁が四電を叱る 判決 上告人高橋安明の上告理由について 上告人佐々木徹の上告について

伊方訴訟ニュース第283号

「プルサーマル計画」電力・通産省が、焦りからごり押しに/阪神大震災を学ぶ第4回市民講座 −地震災害、ボランティア、人とのつながり− 愛媛の活断層と防災を学ぶ会 佐々木 徹大阪弁護士会が関電に要望 「署名者への電話は表現の自由侵害の恐れ」/号外 松山地裁が垣見証人の喚問を決定

伊方訴訟ニュース第284号

2号炉第60回公判 裁判所が被告側の反対を退け 原告側証人として垣見氏の喚問を決定/伊方原発裁判傍聴記 国側の論争回避は意外 松山市 中野正明/伊方3号炉異議申立て 何と11年目に通産省が陳述開催を通知!

伊方訴訟ニュース第285号

爆発事故を起こした「動燃の体質」は四国電力にも共通のもの/伊方原発反対八西連絡協議会からの要請書/「原発さよならえひめネットワーク」と「原発さよなら四国ネットワーク」からの要請書/第5回市民講座 −震災から5年目、神戸は今− 松田裕子 愛媛の活断層と防災を学ぶ会

伊方訴訟ニュース第286号

3号炉異議申立てについての口頭意見陳述 11年目の通産省の“アリバイ”ボイコット たった一人の陳述で辛うじて成立 通産大臣あての抗議文/県の意向を反映?2調査委員会の結論 要請書

伊方訴訟ニュース第287号

定期検査中の伊方3号機で うっかり操作ミスで放射能汚染水漏れ 度重なる事故に伊方町議会なども四電に抗議 抗議書 四国電力株式会社 取締役社長 近藤耕三殿 伊方町議会議長 高月初彦/要請文 伊方町長 中元清吉 様 原発さよならえひめネットワーク/抗議書 四国電力 近藤耕三 社長殿 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一/四国電力株主総会報告 9万株の賛同を得たが依然「異議なし総会」 未来を考える脱原発四電株主の会 佐々木 徹号外 2号炉訴訟公判 垣見証人が伊方沖のA急活断層の存在を認め安全審査に提出の四電資料の誤判断も告白/

伊方訴訟ニュース第288号

2号炉第61回公判 数々の証拠資料を突き付けた住民側の追求に安全審査での判断の誤りを垣見証人が告白/言い逃れを探す証人の後ろ姿に哀れを 原発さよならえひめネットワーク 有重由紀子/原告の奮闘に驚嘆 東京在住 田窪祐子/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)− (その1)阪神大震災についての反省

伊方訴訟ニュース第289号

四電が垣見証言を追認 反省ないまま居直りのお粗末な「安全宣伝」四電報告書の概要 「耐震設計審査指針」とは? 四電の「言い逃れの手口」 四電の、そして、おそらく国も便乗する「言い逃れ」のまやかしはどこに?/垣見証人主尋問の内容 −2号炉第61回公判(1997年7月4日)−(その2) 神戸大学に神戸大学に原発を建てるという想定は「立地指針」に反していないか? 敷地沖合の活断層はA級か?

伊方訴訟ニュース第271号~第280号(1996年3月~1996年12月)をアップします。

そろそろ全国的に梅雨入りという季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?このアップも終盤が近づいてきましたが、最後まで頑張って揚げていきます。

伊方訴訟ニュース第271号

伊方3号機蒸気噴出事故 「最新鋭原発ほど要注意」の追加例に/小島証人主尋問の内容 ー2号炉第56回公判(1995年12月8日)ー (その2) 伊方2号炉敷地岩盤のすべり 岩なだれや地滑りが起こりやすい条件は? 中央構造線の地質構造 活断層と地震断層

伊方訴訟ニュース第272号

第九回伊方集会 「人の鎖」参加者が、びっくり仰天 運転休止のはずの3号機から大量の蒸気が 八幡原発から子供を守る女の会 近藤享子 /小島証人主尋問の内容 ー2号炉第56回公判(1995年12月8日)ー (その3) 中央構造線沿いの活断層でわかっていること 伊予灘海底の活断層は? 伊予灘別府湾活断層群の地震活動は? 他の中央構造線活断層と比べると? 活断層が起こした地震は?

伊方訴訟ニュース第273号

2号炉第57回公判 国側のお粗末な質問にも誠実に対応された小島証人に頭の下がる思い八幡原発から子供を守る女の会 近藤享子 住民の不安を残したまま 3号機が運転再開/小島証人主尋問の内容 ー2号炉第56回公判(1995年12月8日)ー (その4) 中央構造線沿いの活断層が起こした地震(続)

伊方訴訟ニュース第274号

伊方3号機 営業運転を再開 今後の保証をあいまいにしたままで/伊方2号機、お前もか 14年目に蒸気発生器細管にひび割れ/小島証人反対尋問の内容 -2号炉第57回公判(1996年4月19日)- (その1)証人の専門、略歴 伊方原発との関わり

伊方訴訟ニュース第275号

伊方原発沖で「A級活断層」確認 四国電力と行政に大きな衝撃 放射能を憂慮する松山市民の会 垂水栄子/小島証人反対尋問の内容 -2号炉第57回公判(1996年4月19日)- (その2) 伊方原発敷地内の岩盤の状況 -レンズ体の方向- 伊方原発敷地内の岩盤の状況 -粘土層について- 地滑りの危険について

伊方訴訟ニュース第276号

伊方沖の活断層を確認した岡村教授を訪ねて「四電の音波探査資料では何も分からない」 放射能を憂慮する市民の会 佐々木 徹 /小島証人反対尋問の内容 -2号炉第57回公判(1996年4月19日)- (その3) 伊方原発敷地内の岩盤の状況 以下は、原告住民側からの再尋問 /「内田証言」は偽証だったのか?

伊方訴訟ニュース第277号

2号炉第59回公判 原告側からの証人申請に逃げ腰の国側 「伊方沖でになるの活断層確認」に苦慮ありあり/原告準備書面 -立地条件(八)-(1996年8月2日提出) はじめに 沖月刊誌、全国紙がトップで報じた「伊方原発沖にAクラスの活断層」 四電の音波探査調査・分析の不十分さ、ズサンさを指摘 伊方原発沖の断層巨大地震の活動期であることを示唆 伊方原発に巨大地震が起きれば阪神大震災の悲劇以上の惨事

伊方訴訟ニュース第278号

「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」が発足 阪神大震災を教訓に、市民が手をつないで 放射能を憂慮する市民の会 伸二伸二/お尻の重かった愛媛県も活断層調査に/資料 愛媛県シンクタンク幹事からの原提言 「愛媛県における災害に強い都市づくりのあり方について」-災害予測調査と災害予測図の作成- 小松正幸(愛媛大学理学部教授)1.災害予測調査の必要性 2.災害予測図の作成 伊方原発環境安全管理委員会の審議にも「薬害エイズ問題」などの影響が

伊方訴訟ニュース第279号

伊方1号機 蒸気発生器細管の損傷続く 老朽化進む中を次回定期検査まで運転続行/第1回市民講座開かれる 「愛媛の活断層と防災を学ぶ会」主催 /資料 塩見証言(国側証人)さわり部分 2号炉安全審査に関して/「原子力の日」 伊方と松山で町民・市民に訴え

伊方訴訟ニュース第280号

2号炉第59回公判 住民側垣見証人申請に対し裁判長が言明 「次回には真剣に前向きに考えねば」と住民側の正論が国側の抵抗を圧倒/原告らの証拠申出に対する被告国側の意見書(平成8年11月15日提出)/愛媛県の活断層と防災を学ぶ会 第2回講座「足もとの活断層を見る」

 

 

 

伊方訴訟ニュース第261号~第270号(1995年5月~1996年2月)をアップします。

皆様、連休はいかが過ごされたでしょうか?この連休で本ブログの更新作業も随分捗りました。この調子で最後まで行きたいと思います。

伊方訴訟ニュース第261号

統一地方選挙 原発の是非を正面に据え各地の住民奮闘/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)−(その5)美浜2号機事故(続)-事故が示した主要な問題点- 安全対策は期待どおり機能したのか? 次々に予想外のことが

伊方訴訟ニュース第262号

「活断層は地震の化石」 阪神大震災に「活躍」する垣見証人/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)−(その6)美浜2号機事故(続) −事故中に非常に不可解なことが− 原子炉内で事故発生直後にも蒸気泡が 美浜とスリーマイル島の事故の教訓 細管の複数本破断は起こらないか? 細管破断が他の事故と同時に発生すると?

伊方訴訟ニュース第263号

2号炉第55回公判 海老沢証人に対する國側の反対尋問 踏み込みなく國側主張のおさらい/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)−(その7)美浜2号機事故(続) −米国原発事故の教訓を無視− 伊方原発でも細管が固定支持されている 原子炉上蓋でのひび割れについて 証言の結論を /伊方1号機 蒸気発生器細管89本にひび割れ検出/ことしも「原発止めよう伊方集会」を開催

伊方訴訟ニュース第264号

「原子力長期計画」早くも破綻 「新型転換炉」(ATR)実証炉計画消滅/海老沢証人補充主尋問の内容 −2号炉第54回公判(1995年3月10日)− (その1) 阪神大震災をどう受け止めているか? 伊方2号炉の耐震設計の問題点

伊方訴訟ニュース第265号

四国電力株主総会 耐震設計に関する脱原発株主からの質問を答弁に窮して打ち切る四電原子力部長/矢野浜吉さん逝く/「核のゴミ」搬出に抗議/海老沢証人補充主尋問の内容 −2号炉第54回公判(1995年3月10日)− (その2) 地震動推定の誤りはどこに? 阪神大震災のその他の教訓 関電大飯原発2号機での事故について チェルノブイリ原発事故の原因は?

伊方訴訟ニュース第266号

「大地震でも伊方原発は大丈夫ですか?」松山市民が愛媛県に質問書提出/海老沢証人反対尋問の内容 −2号炉第54回公判(1995年3月10日)− 予備的な質問/海老沢証人反対尋問(続行)の内容 −2号炉第55回公判(1995年6月30日)− (その1) 証人の専門 原子炉冷却水の役割 ECCSの有効性について

伊方訴訟ニュース第267号

国と四電が伊方原発耐震設計に“太鼓判” 松山市民からの質問書への回答ないままに/海老沢証人反対尋問(続行)の内容 −2号炉第55回公判(1995年6月30日)− (その2)ECCSの有効性について(続) TMI原発運転員の「ミス」について TMI事故の際の二次補助給水系の起動 美浜2号機事故の際の外部電源遮断 美浜2号機事故の際の原子炉内沸騰

伊方訴訟ニュース第268号

敦賀での原発耐震説明会 「原発耐震設計指針の修正あり得る」原子力安全委員会の検討委員会が重大発言/海老沢証人反対尋問(続行)の内容 −2号炉第55回公判(1995年6月30日)− (その3)美浜2号機事故中の炉心での沸騰 ギネ原発事故について 大LOCA時の細管破断事故について 原子炉圧力容器上蓋のひび割れについて 非常電源の耐震設計について

伊方訴訟ニュース第269号

2号炉第56回公判 伊方原発の地盤の特徴と活断層調査の欠陥を諄々と説く小島証人に身を乗り出す裁判長/年頭のご挨拶 1996年元旦 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一/海老沢証人反対尋問(続行)の内容 −2号炉第55回公判(1995年6月30日)− (その4)ECCSと二次系の冷却について伊方原子力発電所安全管理委員会での質疑 「伊方原発の耐震設計は大丈夫?」/「もんじゅ」でのナトリウム火災事故

伊方訴訟ニュース第270号

生命を脅かす原発 放射能を憂慮する市民の会(松山)垂水正和/小島証人主尋問の内容 −2号炉第56回公判(1995年12月18日)− (その1)証人の略歴 証人の研究歴 伊方2号炉敷地岩盤の岩質について 伊方2号炉敷地岩盤の構造

 

伊方訴訟ニュース第251号〜第260号(1994年7月〜1995年4月)をアップします。

伊方訴訟ニュース第251号〜第260号をアップします。3年ぶりの規制無しの5月連休、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

伊方訴訟ニュース第251号

2号炉訴訟 原告住民側の最初の証人は海老沢さん 証拠申出書 現地検証の申出書/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その1)すべての活断層を確認できるのか 敷地に影響を与えた地震の調査範囲は?/瀬尾 健さん 逝く

伊方訴訟ニュース第252号

蒸気発生器細管の「周方向の割れ」 美浜1号機でも放射能漏れを起し 通産省も現在の検査法の欠陥を知っていた/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その2)米国の耐震設計は? 3号炉調査との違いは?/井上井上常久さん逝く 頑張る信念の人

伊方訴訟ニュース第253号

北陸電力志賀原発1号機 勝訴判決を笑う再循環ポンプ停止事故 敗訴の住民側が追撃に/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その3)伊方原発は断層海岸に 伊方原発は地震の特定観測地域の中に

伊方訴訟ニュース第254号

伊方炉は大丈夫か?美浜・高浜原発で原子炉の蓋を取り替え/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その4)安全審査の保証期間は何年? 三崎半島は動いていないのか? 潮位の推移はどう判断したか? 伊方原発直下にも震源断層が

伊方訴訟ニュース第255号

「伊方1号機の蒸気発生器は大丈夫か?」市民の要望を受け県安全管理委員会で討議/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その5)瀬戸内海ができたのは、いつ? 原子炉敷地の岩盤は割れ目だらけ

伊方訴訟ニュース第256号

2号炉第53回公判 海老沢証人が住民側の最初の主尋問に答える 「過去の大事故は安全対策の実態を検証」/垣見証人第2回反対尋問の内容 −2号炉第52回公判(1994年6月3日)− (その6、最終回)原子炉敷地の岩盤は割れ目だらけ(続) 炉心の地下は水を含んだ悪質の岩盤 基礎岩盤のレンズ状破断岩帯を無視/「伊方の原子炉の蓋は大丈夫?」質問状/「細管の検査は実用性を考慮して決める」−各地の代表に通産省が回答−/伊方3号機が急に12月中旬に営業運転に

伊方訴訟ニュース第257号

年頭のご挨拶 1995年元旦 伊方原発反対八西連絡協議会 代表 広野房一/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)− (その1)原子力との関わりは? 原子力発電の特徴は? 原子炉内の核反応の特徴 原子炉の冷却と発電の仕組み 一次冷却系とは? 冷却材喪失事故とは? ECCS の仕組みと役割/3号機営業運転抗議行動に参加して 八幡浜原発から子供を守る女の会 宇都宮敏美子

伊方訴訟ニュース第258号

阪神大震災 活断層と地震の危険を訴え続けた伊方住民 いま、その思いが県民全体のものに/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)− (その2)「大破断LOCA」の危険 「小破断LOCA」の危険 スリーマイル島原発事故ではどんなことが?

伊方訴訟ニュース第259号

批判にさらされている「原発の地震対策は万全」の安全神話/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)− (その3)ギネ原発事故ではどんなことが? 加圧器水位の重要性 ECCS作動で原子炉圧力容器には? 冷水事故の危険 スリーマイル島原発事故 −総括的な説明- スリーマイル島原発事故 −事故の原因と経過-

伊方訴訟ニュース第260号

2号炉第54回公判 阪神大震災を受け海老沢証人補充主尋問 「伊方原発の地震対策は科学的でない」/海老沢証人主尋問の内容 −2号炉第53回公判(1994年11月11日)− (その4) スリーマイル島原発事故(続) −運転員を悩ました数々の出来事- −事故拡大は運転員の責任か?−  美浜2号機事故 −事故の問題点の概要−