伊方訴訟ニュース第第181~190号(1988年9月~1989年6月)をアップします。

皆様、コロナがなぜか急速に収まり秋も深まって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか? 冬に向け、選挙の結果も含めまだ落ち着かない感じがしますが、伊方訴訟ニュースの続編をお届けします。早く200号の大台に乗せたいと思っている今日この頃です。

伊方訴訟ニュース第181号

住民、けん、町の要望を無視か 伊方原発附近上空で爆音/伊方原発を廃棄し完全撤去を求める完全撤去を求める書/伊方原発と同系炉(PWR) で続発する重大事故・事態/進行する原子炉の脆化

伊方訴訟ニュース第182号

2号炉第35回公判 続発する重大事故を取り上げ住民側が国側を厳しく追求/原告準備書面 −起こらないはずの制御棒の損傷頻発− (1988年9月16日提出)一、原子炉の暴走を招く制御棒の損傷 二、制御棒の構造と役割り 三、本件伊方二号炉における制御棒の膨張や摩耗について、全くの無審査である。

伊方訴訟ニュース第183号

伊方原発周辺の飛行を調査 相変らず10時間に19機も/建設中止・撤去を求め伊方原発を囲む「人の輪」/原告準備書面 −起こらないはずのボルトの損傷頻発−(1988年9月16日提出)1. はじめに 2. 次々と起こる一次冷却材ポンプの 激しい振動 3. 金具によって振動させられた1次冷却材ポンプ − しかし、実は1次冷却材ポンプ自体が欠陥。4. ボルトのひび割れは炉心溶融事故につながる 5. むすび

伊方訴訟ニュース第184号

四国弁護士連合会が画期的な決議 「原発の運転・建設中止を含め根本的な再検討を行え」 原子力発電に関する決議/原告準備書面 −恐怖の米軍ヘリ墜落事故− (1988年9月16日提出)(前半) はじめに (一)事故の概要 (二)原発推進の人たちも飛行機の原発への墜落の確率論は信じず (三)住民は恐怖から怒りへ移った。 (四)ウソ八百でその場逃れの「安全」をくりかえす四国電力社員。(五)本件二号炉は米軍機や自衛隊機の訓練空域の真下にある/使用済燃料を搬出 八西連絡協が抗議文/3号炉の設計を変更

伊方訴訟ニュース第185号

年頭にあたり支援の会の皆さんに 伊方原発反対八西連絡協議会代表 広野房一/大林秀範さん逝く/原告準備書面 −恐怖の米軍ヘリ墜落事故− (1988年9月16日提出)(後半)(六)本件二号炉は軍用機の訓練の目標物に使われている。 (七)上空の飛行規制で事故は防ぎ切れるものではない。原発そのものの存在が危険なのである。/求釈明

伊方訴訟ニュース第186号

住民を丸裸のまま大事故にさらす国に反論 「ますます深刻化するチェルノブイリ災害にりつ然とするのは地元住民だけではない」/原告準備書面 −チェルノブイリ事故の教訓− (1989年1月20日提出) (その1)目次 (一)はじめに (二)チェルノブイリ原発事故があたえた災禍は、深刻ではかりしれない 八百年のあいだ、誰が管理し誰が責任をとるのか悪魔の館 伊方と瀬戸二町に相当する人家が取り壊された。 済みなれたわが家に戻るあてのない原発難民 母なる大地の恵みを怖れなければならなくなった。 生殖腺線量で100万・レムに対する遺伝的障害(一世代当り) 一つ間違えば、平和利用という名での大量殺人

伊方訴訟ニュース第187号

「伊方原発は大事故寸前の様相 1、2号炉の撤去と撤去と3号炉建設中止を」八西連絡協議会が伊方町町に抗議/原告準備書面 −チェルノブイリ事故の教訓− (1989年1月20日提出)(その2)(三)チェルノブイリ事故に終息なし 被爆者60万人に対し一生涯検診 (四)今や国民の大多数と地元民のほとんどが、原発に反対あるいは安全性に不安をもつ (五)原発に反対するものが無知で、危険なものを安全と偽り推進するのが高度な知見か。(六)チェルノブイリ原発事故に被告国側や四国電力はどのように対応したのか 何も調査をしないうちから我が国の原発は大丈夫とは。 綺麗なパンフ、大金をかけた広告、ただの原発見学で、危険な原発が安全な原発とはならない。抗議文

伊方訴訟ニュース第188号

「ボルト破損のままの1号炉の運転を止めよ」伊方原発ゲート前で抗議の座り込み/原告準備書面 −チェルノブイリ事故の教訓− (1989年1月20日提出)(その3) (七)被告側の立場の者も、我が国の原発でも過酷事故は起こると言っていた。 (八)誰のため、何のために「ソ連原子力発電所事故調査報告書」はあるのか。(九)本件伊方二号炉でも、暴走事故が起こらないという根拠はなにもない 「自己制御」で暴走事故は防げるのか。 「格納容器があるから大丈夫」というのは虚構 人為ミスを、原発事故の免罪符にするな。

伊方訴訟ニュース第189号

二号炉第37回公判 福島原発再循環ポンプ大破損事故は伊方の1次冷却材ポンプの危険を教えている/予定を早め1号炉を停止/原告準備書面 −チェルノブイリ事故の教訓− (1989年1月20日提出)(その4)(十)本件伊方2号炉などでも大事故になる要因はいくらでもある (十一)既に起こった伊方原発1、2号炉の、事故の概要について。 (十二)本件伊方二号炉で大事故が起これば (十三)結び (十四)釈明を求める事項 /核燃料搬入に連帯行動

伊方訴訟ニュース第190号

米仏の加圧水型原発で相次いで伊方に共通した二つの重大事故が 1. まったく新しい型の蒸気発生器細管破損 2. 制御棒の挿入に失敗 /原告準備書面 −福島原発再循環ポンプ事故の教訓− (1989年4月22日提出)(その1)一 はじめに 二 前触れがあった再循環ポンプの破損 三 再循環ポンプと一次冷却剤ポンプ − 共通したその役割と構造